...2018/05/16(wed) No.3532
   様子見に!

『天然うなぎ(かなぎ:突き漁)』

天然うなぎ漁の解禁を受け、今夜はその様子見に出ます。
*昨年の初漁は、16日でしたね。(昨年の【日誌】参照)

当HPでも十数年以上に渡って紹介して来ましたが、ご存知の通り『ウナギ漁』には、「延縄漁」「壷漁」「定置網漁」などが一般的ですが、私が最も得意としているのが、「かなぎ漁」モリを使って一本ずつ突く漁です。

当然、型問わずで喰ってしまう延縄等と違い、実際に自分の目で見て「品物」となるW800g以上だけ”を狙って獲る事が出来るのと、1キロ以上は当たり前、1.5キロ以上のWアナコンダ級”を見つけて狙う時のそれは、30年以上やっていても尚、興奮する瞬間です。

しかし、この『天然うなぎ』、全国的に希少になってしまった例に漏れず、ここ中海・宍道湖の「出雲うなぎ」も例外ではありません。

勿論、両漁協、そして松江市の協力で、毎年「稚魚放流事業」を繰り返してはいますが、数年前に制定された「ラムサール条約」によって、まさに「本末転倒」
保護区に指定された為に、害鳥(鵜・鷺)が年々増加し、当時、それを反対した我々地元漁師の描いていたW将来”が現実になり、放流したてのうなぎの稚魚は当然ながら、他の魚の稚魚や、干潟のアサリまでもがその「影響」を受けています。

今更ながら、「自然の本当」を知らない役人や教授達によって、地元漁師の話など満足に耳を傾けず、机の上で交された書類とハンコによって失われた「自然の摂理」

その者達には、「中海干拓事業失敗」の教訓など全く、常に己の私利私欲しょかありません。

さて、その突き漁で使うWヤス”の刃立てを。





材質は、勿論、鉄などでは無ければ、ステンレスでもありません。
そう、「たたら侍」でも知られる、刀と同じW鋼(はがね)”です!

しかも、このヤスには「カエシ」が無いのは、「活かして突く」というWうなぎならでは”の、「死んだら食べれない」というのが最大の理由です。

続いて、「延縄」も直しておきます。




そして、夜。
今年初めての「様子見」に出てみました!
*【メンバーLINE】にて、灯りで照らした海底の様子、そして、実際に「おった!」「獲った!」の瞬間を【動画配信】していますのでご覧下さい。


運よくも、様子見にて希少な1本(1キロ弱)を突く事が出来ました。

近年、その値段が高騰している事もあり、「密猟者」も増えて、毎年、検挙される者も増えています。
*昨年は、安来市だか米子市だかの護岸で、深夜、Wモリ”を持って歩いていた二人組が地元住民からの通報で逮捕されていましたから呆れた話ですよね。




- Tacky's Room -
Edit by *- CGI Cafe. -*